読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「鑑定団天目」真贋騒動に関連する情報まとめ ◎「開運!なんでも鑑定団」の過去の誤鑑定に関する情報

鑑定団天目 曜変天目 開運!なんでも鑑定団

【注意事項とお願い】

・この記事は、【鑑定団で発表された「四つ目の曜変天目(鑑定団天目)」の真贋騒動に関連する情報まとめ】からの分割記事です。初めて来られた方は、まず上記リンクの注意文をお読みになってから本記事をお読みください。

・本記事を拡散していただける場合は、親記事である鑑定団で発表された「四つ目の曜変天目(鑑定団天目)」の真贋騒動に関連する情報まとめ】にリンクをしていただくようお願いいたします。

・もし私が見逃しているWeb上の記事などあるようでしたら、その旨ご連絡をいただけると大変助かります。お手数ですが関連URLなどを本記事コメント欄または私のツイッターアカウント(がち (@gachikibou) | Twitter)、メール(gachikibou@gmail.com)へお寄せください。

・誤字・脱字・記事の解釈間違い、リンク切れなどについても同様にお寄せください。

 

【最終更新情報】※過去の更新履歴は記事の最後にまとめて記載しています。

2017/1/30

・本記事を分割。

 

 

 ◎「開運!なんでも鑑定団」の過去の誤鑑定に関する情報

※今回の真贋問題に直接関係はありませんが、なんでも鑑定団で過去に起こった誤鑑定の、Web上で詳細が確認できる情報をまとめました。

 

開運なんでも鑑定団 柴田是真の箪笥 | 蒔絵・研究日誌(2008/3/25)

※2008年3月25日放映分の鑑定。なお鑑定団の過去鑑定結果データベースは2009年以前は記録なし。

鑑定品の作者が誤っており、それを放映前に指摘したにもかかわらず訂正されなかった例。

 

蒔絵に関するサイトを開設している高尾曜氏に、柴田是真作と番組側で鑑定した蒔絵箪笥について番組側より資料提供の依頼があった際、かねてより鑑定団の蒔絵に関する鑑定に疑問を持っていた高尾氏が鑑定対象の箪笥の写真を確認したところ、作者が違うことが分かった(柴田是真の銘はあったが後世の偽銘)。高尾氏はそのことを番組側に伝えたが、番組側は放映4日前だったこともあってか「番組独自の見解に基づくもの」の一点張りで番組は訂正されず、間違った鑑定内容がそのまま放映された。

筆者コメント:

高尾曜氏は以前より漆芸作品の論文を数多く発表している漆工芸品の研究家。現在も蒔絵に関する個人サイト 「蒔絵美術館 高尾曜のホームページ」を運営し、付属するブログでも漆芸品を紹介している。特に過去の蒔絵師の情報量は素晴らしい。

当該ブログ記事では誤鑑定がそのまま放映されてしまったことに対する高尾氏の口惜しさと、是真・泰真の作品への深い尊敬を読み取ることができる。

 

asahi.com(朝日新聞社):「鑑定団」間違えた? 葵の将棋盤、別の専門家が高評価 - 将棋(2010/9/3)

テレビ東京の放映についての見解|将棋ニュース|日本将棋連盟(2010/8/09)

蒔絵の将棋盤・駒入れ、水無瀬兼成の将棋駒|開運!なんでも鑑定団|テレビ東京

※2010年6月22日放映分の鑑定。鑑定団の過去鑑定結果データベース上では訂正されていない。

鑑定品の一部が「後世より価値の高い葵紋と付け替えられた」とした例。

 

江戸中期と目される蒔絵葵紋将棋盤の評価額が「葵紋部分は後世付け替えられたもの」として将棋盤50万円(駒・駒入れ含めて2120万円)だったことに対し、日本将棋連盟が専門家に調査を依頼し「付け替えた痕跡はなかった」という調査結果を得た事例。日本将棋連盟からは経緯説明の文章が発表されたが、テレビ東京からはそれに対する訂正・謝罪等は行われなかった。

筆者コメント:

日本将棋連盟のサイトの文章が、公益社団法人のコメントとは思えぬほど怒りに満ちている。

 

「開運!なんでも鑑定団」の鑑定ミス ( 工芸 ) - イカタコ大好き・骨董大好き

「開運!なんでも鑑定団」の鑑定ミス その2 ( 工芸 ) - イカタコ大好き・骨董大好き

「開運!なんでも鑑定団」の鑑定ミス その3 ( 工芸 ) - イカタコ大好き・骨董大好き(2016/4/23~4/26)

※2014年7月19日知多市勤労文化会館で行われたイベント「出張!なんでも鑑定団」の中島誠之助氏の鑑定。本鑑定については番組で放映されなかった(当該鑑定部分のみ未放映の形)。

桃山時代の本物が、現代作家によるものだと鑑定された例。

 

出張!なんでも鑑定団にsousoukin氏が持ち込んだ鼠志野の器(向付)が、中島誠之助氏によって「桃山時代ではなく現代作家のもの」「鼠志野ではなく紅志野」と鑑定された。桃山時代の鼠志野であることに確信を持っていたsousoukin氏は、翌日から精力的に桃山時代の志野焼を所蔵する美術館・陶芸家などを訪問、そのすべてから「桃山時代の本物であり、また鼠志野と呼ぶのが正しい」と回答を得た。この回答をもとにsousoukin氏はテレビ東京に文書で自身の鑑定部分の放送差し止めと、当日出張鑑定を観覧していた全員に誤鑑定であった旨を手紙で連絡することを申し入れ、受け入れられた。

筆者コメント:

中島氏の鑑定を受けた翌日から各所に訪問して回答を得、5日後にはテレビ東京向けに各所の鑑定結果を資料として添えた文書を提出するというすさまじい行動力。ぜひsousoukin氏の当該記事で確認をしていただきたい。しかし、もしこれがスタジオでの鑑定であれば、放送日の都合上番組独自の見解に基づくもの」で押し切られていた可能性が高いのではないか。

それにしても「鼠志野」と「紅志野」では作り方からして全く違うし、素人でも非常に容易に見分けのつく、志野焼の知識の初歩なのだが、なぜこの部分まで中島氏が間違えたのか全く理解に苦しむ。

参考:

鼠志野とは - 陶芸用語 Weblio辞書

紅志野とは - 陶芸用語 Weblio辞書

※鼠志野と同じ作り方で「赤志野」という呼び方は存在するが、通常鼠志野の一形態(発色の違い)として理解されている。

 

なお、sousoukin氏は今回の真贋問題についてもブログでコメントしているので紹介する。

今年もミニ胡蝶蘭が咲きはじめました ( その他趣味 ) - イカタコ大好き・骨董大好き - Yahoo!ブログ

 

※これ以外になんでも鑑定団の誤鑑定に関する情報があればお寄せください。

 

以下随時追加予定

 

【更新履歴】誤字等の細かな修正履歴は割愛します

2017/1/27:

・記事を公開。

 

2017/1/30

・本記事を分割。