「鑑定団天目」真贋騒動に関連する情報まとめ ◎テレビ・ラジオでの報道
【注意事項とお願い】
・この記事は、【鑑定団で発表された「四つ目の曜変天目(鑑定団天目)」の真贋騒動に関連する情報まとめ】からの分割記事です。初めて来られた方は、まず上記リンクの注意文をお読みになってから本記事をお読みください。
・本記事を拡散していただける場合は、親記事である【鑑定団で発表された「四つ目の曜変天目(鑑定団天目)」の真贋騒動に関連する情報まとめ】にリンクをしていただくようお願いいたします。
・もし私が見逃しているWeb上の記事などあるようでしたら、その旨ご連絡をいただけると大変助かります。お手数ですが関連URLなどを本記事コメント欄または私のツイッターアカウント(がち (@gachikibou) | Twitter)、メール(gachikibou@gmail.com)へお寄せください。
・もし私が見逃しているテレビ・ラジオ報道などがありましたら、当該番組名と、どのような内容だったかをお寄せいただけると助かります。
・誤字・脱字・記事の解釈間違い、リンク切れなどについても同様にお寄せください。
【最終更新情報】※過去の更新履歴は記事の最後にまとめて記載しています。
2017/1/30:
・本記事を分割。
◎テレビ・ラジオでの報道
※新聞・Webメディアの情報はこちらの記事を参照してください。
「開運!なんでも鑑定団」でスゴいお宝が登場。国内4点目というアレは本物なのか?|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~
(TBSラジオ、2016/12/22)
同番組内で木曜日担当コメンテーターの山田五郎氏が鑑定団天目に対する中島氏の鑑定に違和感を感じた旨を語っていた(筆者未聴取)。
筆者コメント:
さすが山田五郎、自分に陶磁器の知識がなくても違和感を感じるとは、なかなか鋭い。
2017年1月放送日別一覧|TBS「白熱ライブ ビビット」(TBS、2017/1/24)
※リンクはオンエア内容のアーカイブ的なページなので、2017年1月24日(火)を参照。
「あの人気番組から大騒動へ!? 国宝級茶碗2500万円の鑑定に“待った!"」として放送。
おそらく真贋騒動に関するテレビメディアでの報道の初出。長江惣吉氏にインタビューし、実際に鑑定団天目に似た中国製の茶碗を長江惣吉氏から借りて報道していた(筆者未視聴)。
全文表示 | 「開運なんでも鑑定団」の鑑定に異議アリ! 4つ目の「曜変天目」は紛い物? : J-CASTテレビウォッチ
(テレビ朝日、2017/1/25)
「国宝級「曜変天目茶碗」お宝鑑定結果に異議が…ネット紛糾」として放送。
長江惣吉氏へのインタビュー、鑑定団天目に似た中国製の茶碗をスタジオで見せるなど。
長江氏のコメントとして「お土産品レベルのまがい物なので、偽物の域まで達していない」と伝えた。
また、徳島県の調査を断った理由として、鑑定団天目所有者の「一部の心ない人たちからのいやがらせがあった」「鑑定番組、鑑定士の方には今でも感謝しています。ただこのような事態になってしまったので、本物か偽物かということより、ただそっとしておいてほしいです」というコメントを伝えた。
筆者コメント:
内容は週刊誌各紙の報道とほぼ同じ。ただ、断った理由として「いやがらせがあった」ことを伝えたのはこの番組と「とくダネ!(2017/1/25)」が初か?
とくダネ!:放送内容 - フジテレビ(2017/1/25)
※リンクはオンエア内容のアーカイブ的なページなので、2017年1月25日の項を参照。
「“国宝級茶碗”鑑定やいかに? 「なんでも鑑定団」でニセ物騒動」として放送。
沖縄県立芸術大の森教授に電話で取材し、「曜変天目でない理由」として以下の点を挙げた。
「明確な丸い斑紋と光彩がない」
「外側に斑紋がある」
「覆輪に金や銀が使われていない」
「茶碗の裏に"供御"と記されている(日本に伝わっている重要文化財・国宝で供御と書かれたものはない)」
また、所有者のコメント(FAX)として、以下を紹介。
「本日をもって天目茶碗及び付随資料の外部への提供を取りやめること」
「今後の天目茶碗等の所在、行方等について一切ノーコメントとすることといたします」
筆者コメント:
内容は週刊ポストの報道とほぼ同じ。断った理由として「いやがらせがあった」ことを伝えたのはこの番組と羽鳥慎一モーニングショーが初か?
なお、森教授が上げた疑問点のうち「覆輪に金や銀が使われていない」は誤りである。
(静嘉堂文庫所蔵の稲葉天目と大徳寺龍光院所蔵の曜変天目にはそもそも覆輪がついていない)
参考:
なおここでいう覆輪は「茶碗の口縁につけられた、金属の輪形の覆い」を指す。日本に伝世する多くの天目茶碗にこれが施されている。(国宝の油滴天目茶碗など)
以下随時更新予定
【更新履歴】※誤字等の細かな修正履歴は割愛します
2017/1/27:
・記事を公開。
2017/1/30:
・本記事を分割。